どのような経営にとっても、デザインを資産として捉え運用していくことは大切です。企業にとって重要な競争力の源となるデザインに注力することはビジネスの成功の鍵となります。
デザインの創造性を活用した経営は、顧客のニーズを正確に把握し、それに合わせた製品やサービスを提供することで競争力を高めます。また、ブランドを確立し企業価値を向上させるだけでなく、仕事の効率化や社員の意識向上などへ向けたアプローチ(インナーブランディング)も可能です。
これには、経営者とデザイナーが協力してビジネスを進めるためのスキームが必要となります。専門家によるサポートはもちろん、組織内にデザイン思考を浸透させることも不可欠です。企業がビジネスのあらゆる面においてデザインの“ものさし”を持ち、戦略的にデザインによるかけ算をしていくことはビジネスを成功へと導きます。
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