一般社団法人社会技術情報デザイン研究所
設立趣意
各位
謹啓 時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
この度、これからの商業・生活・国際関係など多岐にわたるデザインの有用性を研究し、見極め、実証していくことを目的に、デザインに関わる各分野の専門家による「一般社団法人社会技術情報デザイン研究所(JUSTIDA)」を設立致しました。
さて、近年グローバル化と第4次産業革命に伴い、コミュニケーションの媒体や手段がより多く、身近になり、デザインの技術が必要とされる場面はますます増えています。しかし、地方と都市及び地域間格差、多様化・細分化・分断化、ツールや空間モジュールの変化など、私たちを取り巻く環境は激変し、関わるデザインの基準や評価はより曖昧になっています。とりわけ、DX、AIの発達によりシフトしゆくライフスタイルへの適応など、未知の領域も加速的に増えています。
このように現在、デザインがあまねく人々のコミュニケーションに影響し必要とされる一方で、その構造があまり理解されていないというアンバランスが生じています。作り手と利用する側の両者間においても、リテラシーの格差が障壁となり、デザインによる優位性を獲得することが難しくなっているのです。
ソフトやシステムによる問題解決の需要が高まる未来、私たちの社会が持続発展するためには、この問題を解消しデザインというリソースを上手に応用できることが大切です。そのためには、幅広い分野の専門家がデザインのプロセスに焦点を当て、定量・定性化、実装などの試みを通して正しく理解し、広く共有していくことが必要です。裏を返せば、デザインが社会を支える時代を迎えるのは、これからが本番と言えるのかもしれません。
本研究所では、こうした問題意識を踏まえて、みなさまと共にひとつひとつの課題と解決策について研究を行ってまいります。他業種及び産学官民を交えながら、より多くの方々に開かれた「デザインのインフラ」の構築と浸透を目指し、これからの産業、生活、社会に貢献してまいります。
つきましては、これらの趣旨をご理解頂き、みなさまのご協力を頂ければ幸甚に存じます。何卒よろしくお力添えを賜わりますようお願い申し上げます。
謹白
一般社団法人社会技術情報デザイン研究所
代表理事 大澤 邦生
法人概要
名称 | 一般社団法人社会技術情報デザイン研究所 (略称:JUSTIDA) |
役員名簿 | 代表理事 大澤邦生 理事 高橋 政俊 理事 長尾 徹 理事 宇治 智子 |
設立年月日 | 令和2年11月5日(登記) |
事業内容 | 当法人は、グローバル社会に不可欠なコミュニケーション手法、経営資源としてのデザイン戦略を創出し、持続継続可能な社会に貢献する事を目的とし、その目的に資するため次の事業を行う。 1.デザインの実用性及び汎用性の研究 2.デザイン経営の普及 3.デザイン教育の研究 4.デザイン教材の開発 5.デザインイベントの実施 6.デザインコミュニティの運営 7.デザインメディアの運営 8.その他前各号に附帯関連する一切の事業 |
主たる事務所 | 東京都世田谷区等々力三丁目22番15号 |